ステアマスター vs 傾斜トレッドミル!運動特性と目的に合わせた有酸素運動の選び方

ステアマスターとトレッドミルを同じ女性が使用してる比較画像

※この記事は 約4分 で読めます。

ジムの有酸素エリアで、ステアマスター(無限階段)と傾斜トレッドミル(ランニングマシン)のどちらを選択すべきか悩んだことはありませんか。

一見すると似たような有酸素運動ですが、運動の特性により、その効果は大きく異なります。
しかし、「どれくらい長く歩いたか」を重視するあまり、トレッドミルの傾斜による負荷の変化を見落としてしまったり、ステアマスターの強度に気後れして、本来得られるはずのメリットを逃してしまっているケースは少なくありません。

本記事では、海外のスポーツ医学や運動生理学などの科学的エビデンスに基づいて、それぞれのマシンの特性を比較・検証します。

  • 自分の目標に合わせた最適なマシンの選び方
  • 運動特性の違いによるメリット・デメリット
  • 「ステアマスター」と「傾斜トレッドミル」の機能

※本記事は科学的知見や専門家の知見、研究データの紹介を目的としており、医学的アドバイスではありません。診断や治療については必ず専門医にご相談ください。

目的に応じたマシンの選び方

運動のスタイルで選ぶ

  • ステアマスター: 階段の回転速度を上げることで、 短時間で負荷の高い動作を行いたい場合
  • 傾斜トレッドミル:一定の速度と傾斜を維持しながら、 長時間で負荷の変わらない動作を行いたい場合

狙いたい部位で選ぶ

  • ステアマスター: 階段を垂直方向へ上る動作により、お尻(大臀筋)やふくらはぎ(下腿三頭筋)を主導筋として使う
  • 傾斜トレッドミル: 斜面を前進する動作により、下半身全体の筋肉をバランスよく使う

関節への影響で選ぶ

  • ステアマスター: 常に足裏が階段から離れないため着地時の衝撃は低いものの、股関節や膝関節、足関節の屈伸運動を伴う
  • 傾斜トレッドミル: ベルトの衝撃吸収性と低傾斜設定の組み合わせにより、着地時の衝撃を抑えた動作が可能

ステアマスター」「傾斜トレッドミル」のメリット・デメリット

ステアマスター(無限階段)

メリット

  • 階段を上る際に骨盤と体幹を安定させる必要があるため、下半身を使うと同時に腹直筋などの体幹部の筋肉が連動する。
  • 垂直方向へ自重を持ち上げ続けるため、短時間で高いエネルギー代謝の特性を持つ。

デメリット

  • エスカレーター式で一定のステップ動作が連続するため、ワークアウトのバリエーションが限られる。
  • 構造上、歩行動作に比べて股関節や膝関節、足関節の屈伸運動が求められる。

傾斜トレッドミル(ランニングマシン

メリット

  • 速度と傾斜角度を調整できるため、ウォーキングからランニングまで幅広いワークアウトに対応する。
  • 初心者でも直感的に操作を開始できる。
  • 自重によって、絶えず接触面に荷重がかかる性質を持つ。
  • 傾斜角度を上げることで、平地歩行に比べて太もも裏(ハムストリングス)やふくらはぎへの負荷を高めることが可能。

デメリット

  • 傾斜をつけない平地設定では、高低差の負荷が発生しない。

「ステアマスター」「傾斜トレッドミル」の概要

ステアマスター

ステアマスター / Stair Master

別名ステアクライマー / クライムミル / 無限階段
基本指標経過時間・上った階数またはステップ数・ステップ速度
特性自分の体重を常に垂直方向へ持ち上げ続ける「抗重力運動」が基本となる。
機能エスカレーターのように連なる階段を自動で下方向に回転させ、それを足で踏み続けることで、無限に階段を登るマシン。
階段の回転数を上げることで、登るスピードを調整することが可能。
トレッドミル

トレッドミル / Treadmill

別名ランニングマシン / ルームランナー
基本指標経過時間・移動距離・走行または歩行速度・傾斜角度
特性駆動するベルトの上を移動することによって「水平方向の移動」や、傾斜をつけることで「坂道を上る」負荷を擬似的に作り出す。
機能電動モーターで駆動するベルトの上を歩行・走行するマシン。
ベルトの動くスピードを上げることで、歩行スピードを調整することが可能。
最大の特徴は、走行面の「傾斜角度」を調整できるシステム(インクライン機能)を搭載している点。

総括

  • ステアマスターは短時間で高負荷をかける垂直運動、傾斜トレッドミルは衝撃を抑えて強度を調整できる有酸素運動である。
  • ステアマスターは高エネルギー代謝や下半身と体幹の連動性、傾斜トレッドミルは着地時の衝撃緩和や傾斜の角度調整を特性に持つ。
  • ステアマスターは自動回転する階段を上る昇降マシンであり、傾斜トレッドミルは駆動ベルトと傾斜機能による歩行・走行マシンである。

※本記事は、国際的な学術誌に掲載された海外の査読済み論文および一次研究データに基づき、科学的エビデンスを確認した上で執筆されています。

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執筆者・運営責任者

SHO|鍼灸師

豪華客船の専属鍼灸師として、40ヶ国160都市以上を巡り、世界中のクライアントを治療してきた経験を持つ治療家。
24歳で全国グループの鍼灸整骨院にて責任者・エリア統括を歴任し、27歳で海外へ。
現在は、13年の臨床経験と海外で培ったグローバルな知見をもとに、世界最前線の情報を精査し、Synclyeeで発信しています。

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